■国際開発学で勉強すること
発展途上国にはさまざまな問題があります。人口の急激な増加、エイズの蔓延、地域紛争など。また、先進国との関わりにも直結している環境破壊などです。このような問題をそのまま放置する事はさらに貧困などを助長し、地球規模での問題となります。
国際開発とは発展途上国を開発しその国を発展させること。また、発展途上国が主体的に開発させるための開発協力ということです。
国際開発学は開発途上国の開発を通じてその国を発展させるためにいったいどういったことを学ぶべきか、特に政策的な方向から実践的な手法を学ぶ学問です。
国際開発学を学ぶ人のキャリアとしては国連や世界銀行などで勤務する国際公務員、経済アナリスト、NGO職員などが考えられます。

イギリス大学院での国際開発におけるアプローチの仕方としては2通りの方法があります。
1)広く、開発問題解決のためのジェネラリストを養成するためのコース
一般的にInternational Developmentとして紹介されます。
いろいろな学問から総合的に開発学を勉強したい方はこちらのコースを選択するのが良いでしょう。
2)専門分野(経済、政治、社会学、人類学など)から開発問題を解決するための専門家を養成するコース。 これは例えば日本の大学で政治学を専攻した人が、さらに、その分野からの発展型として開発途上国の開発に関して大学院で特化した勉強をしたい場合に選択すると良いと思います。
これらは各専門分野のコースの中でさらにこまかく分かれて紹介されています。例えばMA
in Development Economics、 MA in Gender and Development、 MSc in Agriculture,
Environment and Developmentなどはそれぞれの専門分野から開発問題をとりあげています。以下、いろいろな例があるのでご紹介します。実際に、自分がどんな事をしたいのか、いままで何の勉強をしてきたのかなどを参考に大学を選んでいく事が必要ですね。
具体的な開発学のコースの例(イーストアングリア大学の場合)
国際開発関連のコースの例
Development Studies :
Environment and Development :
Globalisation and Development :
Human Resource Development :
Human Resource Management :
International Development Finance
Development Management :
Economics and Management of Rural Development
Environment and Development
Industrial Strategy and Trade Policy
Poverty, Conflict and Reconstruction :
IPublic Policy and Management :
Social Policy and Social Development :
Management and Implementation of Development Projects :
Management and Information Systems: Change and Development :
Organisational Change and Development
Cultural Heritage and International Development:
Development Economics :
Development Studies:
Education and Development:
Gender Analysis in Development:
Politics and Development:
Rural Development :
Social Development :
Theatre and Development:
Environment and Development :
世界組織やNGOとの関係
その国自体が主体的に開発を進めることができるための先進国からの協力を効率よく動かすために、特定の外国のみならず、地域、世界全体を視野に入れた見方が必要になります。そのために世界機関の組織のありかたや協力の仕方などの研究が「国際開発学」の重要なテーマのひとつです。
開発経済学
ひとつの発展途上国を開発するために一番重要なことがその国の経済の発展です。途上国において、衣食住を確保し、生活を豊かにすることです。その目的の為に必要なことが「経済開発」です。「国際開発学」を学ぶにあたって「開発経済学」は重要な課題です。
開発社会学
ところが、発展途上国が経済開発することにより、富を持つものともたないものの格差が大きくなってしまうという現実があります。そのために貧困層の人たちをいかに援助していけるのか、そのために必要なことはその国の社会の開発と成熟にあります。
国際開発学では貧困、子供、老人、少数民族等の社会的弱者の人権・自由といった問題や、民主化、女性の社会的地位と役割などまで研究することが重要です。
そのほかにも開発学にはその国の文化、歴史、政治などの地域研究、衛生管理学などもその対象となります。どの分野を専門的に学ぶかにより、その後のキャリアが分かれていきます。
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